相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で多数を殺傷したとして、殺人などの罪に問われている元職員植松聖(さとし)被告(30)の裁判は5日、被告人質問が予定されている。「障害者はいらない」と身勝手な主張を繰り返す被告に、せめて死に向き合ってほしいとの思いで、姉(当時60)を亡くした男性(61)も質問に立つ。
「ぼくは切ない裁判だと感じてます。植松聖さんはどう思われますか」。被告に聞きたいことを男性がまとめたメモは、このような書き出しで始まる。姉を思い出したり、事件からの3年半を振り返ったりしながら数日かけて書き上げた。
男性は、これまで横浜地裁で開…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル